天使の兄弟をもつ皆様へ-悲しんでいる子供へ

天使の兄弟をもつ皆様へ-悲しんでいる子供へ
malaika (2011-7-14 1:43 )
天使の兄弟をもつ皆様へ Helping a Child or Teenager Who is Grieving - 悲しんでいる子供へ

3歳の息子のために見つけた文献です。少しでも情報がお役に立ったら幸いです。

参考文献: the Cancer.Net Editorial Board, 5/11
鍵となるメッセージ:

親しい人と死別した時、子供たちはどう理解し反応するか。

子供と直接対話すること、感じていることを話すことを勇気付けることで、死別の悲しみからの乗り越え方をサポートしていくことができる。
小さな子供から思春期の子供たちに、彼らがしたいように「さようなら」といえるようにしてあげること。

子供は大人と違った悲しみ方をする。ほとんどの子供は大人が感じるような激しい感情を持続させることはない。子供は時々簡単に悲しみを見せるか、体の不調、例えば腹痛などを、悲しいという代わりに訴えることが多い。子供が感じる死別の悲しみは現れたり消えたりする。子供の年齢があがるにつれ、成長するにつれて、学校へ行ったりデートをしたときなどに、悲しみを感じたりすることもあるだう。大学を卒業する、結婚をするときなどの人生におけるイベントが、悲しみの引き金になることもある。


年齢別に、子供はどう「死」を理解するのか。

異なる発達段階により、子供達の「死」への理解は大きく変わってくる。子供の発達度により、死別の悲しみへの反応が違い、サポートの仕方も変わってくる。子供の「死」に対する反応は、本人の性格、過去の死への体験、家族からのサポートがあるかどうかにより、大きく影響される。子供は突然成長することがないため、成長するにつれて悲しみに対する反応が重なることがある。

幼児 (0~2歳)

「死」についての理解はない。

「別れ」について理解している。両親か世話をしてくれる人との別れを悲しむことができる。

「別れ」たことにより泣く、反応がなくなる、食べる、寝ることのリズムが狂う。

両親、世話をしてくれていた人を探したり尋ねたりする。彼らが帰ってくるのを待つ。

両親、世話をしてくれている人が悲しんでいることが一番子供に影響を与える。

未就学児 (3~6歳)

「死」に興味を示し、「死」は一時的なもので蘇ると信じている。

「死」を寝ていると捉える。死んだ人はまた息をし、ご飯を食べたりと、限られたことだができると思っている。

「幻想の世界」があり、世界を現実と幻想でミックスしている。

子供は自己中心的であり、全ての出来事は自分を中心に起こっていると考える。

愛する人が死んだのは自分のせいだと罪の意識を感じる。自分が「悪い子だったから」や、「いなくなって欲しい」と願ったりする。

もし「いい子」にしていたら、亡くなった人が蘇ると考える。

誰が世話をしてくれるのかと心配したり、捨てられたような気がする。

まだ悲しんでいる家族に大きく影響される。

自分の気持ちを伝えることができない。いらいらしたり、攻撃的になったり、眠れないなどの体調不良、幼児退行(おねしょ、ゆびしゃぶり)などの行動がみられる。

就学児童 (6~12歳)

「死」について理解する。「死」は他人にだけ訪れるものと理解する。

死んだ人は精霊、幽霊、天使、骸骨になると考えたりする。

「死」は普遍的なものであり、避けることはできないと理解する。10歳になると
「死」が自分に訪れることも理解する。

「死」の状況を詳しく知りたがる。死後、体がどうなるのかを知りたがる。

自分の「死」について心配したり、悲しむ、不安、怒り、罪の意識などを感じたりする。

「死」について自分の考えをうまく伝えることができないため、学校恐怖症、成績不良、攻撃的な行動、体調不良、友人を作れないや退行などの行動で現れたりする。

誰が「連れ去る」のかと心配する。捨てられるのではないか、ひっついて離れない、不安感などの行動が見られる。

自分のせいで死んだと責められるのではないかと心配する。

ティーンエイジャー (13~18歳)

「死」の概念について大人と同じように理解するが、対処技能、どう行動すべきかについての経験がない。

家族のものに八つ当たりする。薬物を使ったり、学校で喧嘩をしたりなどの、衝動的で無謀な行動が見られる。

いろいろな感情の波が押し寄せ作るが、どうやって対処していいか分からない、もしくはどうやって人に自分の気持ちを伝えていいかがわからない。

死を現実として受け止めるのに、世界が自分のためにあるような気がしているティーンエイジャーは矛盾を感じるかもしれない。彼らの世界観や宗教観を自問自答することもあるだろう。

成長過程で自立しようとしている時、両親から独立しようとしている時は、家族からの支援を受け取ることができないかもしれない。

悲しみに対処する仕方が家族との間で葛藤を作るかもしれない。ティーンエイジャーは友達と時間を過ごすこと、または家族から離れて一人でいることで、悲しみに対処しようとすることがある。


支援の仕方

死を説明することはいたって簡単にできる。しかし具体的な情報は子供の成長段階に合わせて行われるべきである。子供は大人のように自分の考えと感情を反映することができない。子供はたくさんの簡単な説明が必要となってくる。大人は同じ説明を何回もしなくてはいけないかもしれないし、子供もむずかしい情報を自分の中で理解できるようになるまで、何回も同じ質問を繰り返すかもしれない。子供とティーンエイジャーは偽りのない説明が必要で、その他にもいろいろな支援が大切である。

「死」という言葉を「寝た」などと婉曲表現を使わず混乱させないようにすること。「死」とは「体が動くのをやめること」や「食べる・動く・話す・息をするのやめる」など、生きているときにできることを使って説明しよう。

「死」についてあなたが信じている宗教、スピリチュアルな信条を共有しよう。

死んだのは子供のせいではなく、そのことに関して責められないことを確認すること。また死んだ人は蘇らないことを説明しよう。

言葉で態度で愛情を表現しよう。引き続き愛されていること、ケアされていることを再確認させよう。

表現方法、「死」について理解できるように、本、お絵かき、ロールプレイなどを使ってみよう。

何でも質問できるように勇気付けよう。大人は正直に具体的に答えられるようにすること。もし答えを知らない場合は、子供と一緒に答えを見つけよう。

自分の気持ちを伝えるように支援すること。作文を書く、絵を描くなどで、話す以外の表現方法を教えてあげよう。

やり過ぎない程度に、悲しみを子供と分かち合おう。大人が気持ちを伝えることにより、子供も自分の気持ちを話すことがしやすくなる。

悲しみへの反応は大人と違い、子供やティーンエイジャーはいらいら感、罪の意識、怒りなど感じたりする。様々な感情が含まれることを理解させよう。

死別の悲しみを感じることは普通であり、時間が立つことにより良くなっていくこと、そして強い悲しみの感情は、予期せず訪れることがあることを再確認させよう。

子供の年齢に対応したサポートグループ、宗教関係者、先生など、就学児童やティーンエイジャーに家族以外の人とも話すことをサポートしよう。

日々の日課を崩さず、同じように生活のリズムを保つようにし、しつけもいままでと同じようにしよう。面倒をみること、同じ生活を続けることは、子供達に安心感を与えることになる。

年齢にあったアクティビティをし、友達と楽しい時間を過ごせられるように勇気付けよう。

ハッピーと感じたり楽しむことは、死んだ人にとって不誠実にあたらないということを再確認しよう。

子供の行動が気になる場合は、グリーフカウンセラー、児童心理学者や健康衛生士などに相談しよう。

亡くなった人との関係

子供にとって親しい人が亡くなった場合、悲しみのプロセスが強くなる傾向にある。例えば、たまにしか会えない祖父母が亡くなるよりも、兄弟が亡くなることのほうが、精神的に大きな影響を与える。突然の悲しみよりも、子供が成長するにつれて死別の悲しみを繰り返し感じさせたりする。

家族、身近な人の「死」は子供の日々の生活を大きく変える。仕事に戻ることにより、家にいる時間が少なくなるなど、家族の日課、役割が変わる。これらの変化は失った物の大きさを表すため、子供が感じる悲しみがさらに大きくなる。

癌による家族の死は子供の人生を逆に楽にするときもある。兄弟が癌で亡くなることによって、両親は病院で過ごす時間がなくなる。家族が難病で、長い間闘病してから亡くなった時、子供がある種の安堵感を感じるのはととても普通である。両親は子供にそういった意識を持つことは悪いことではないこと、いたって普通であることを気づかせてあげる必要がある。

お葬式と亡くなった人の思い出

3歳前後の子供なら「さようなら」の意味が理解できるようになる。愛する人へどうやって「さようなら」をいうか子供に選ばせるべきである。

3歳以上の子供にはお葬式にでるかどうか選択させること。ただし無理やり連れて行くべきではない。

お葬式に参加したくても、埋葬はみたくない子供がいる。

就学児童、ティーンエイジャーはお葬式の計画に参加させること。

教会や墓地にいくことを考えさせたりと、子供に前もってどんなことが起こるか話しておくこと。

お葬式の最中に途中で帰りたいといった場合、信頼できる人に子供の面倒をみてもらうようにお願いすること。

大切な人たちは私たちの思い出の中で生き続けるため、永久に目の前から立ち去ったのではないこと理解させよう。末期疾患の両親で、手紙、ビデオ、写真集などを子供達のために思いでとして作り、彼らがどれだけ大切な存在だったかを伝えようとする人がいる。子供も写真やおもちゃで思い出のアルバムや箱 を作ってもよい。小さな子供には家族から思い出が語り継がれていくだろう。亡くなった人がどれだけみなを愛していたか子供達に伝えよう。時間が過ぎるにつれて、亡くなった人の影響なしに、今の自分が存在しないことを理解できるようになるだろう。

さらなる情報は:
Understanding Grief and Loss
Talking With Your Children
Talking With Your Teenagers
How to Cope With Losing a Sibling to Cancer

その他の参考文献:
American Cancer Society: Grief in Children
National Cancer Institute: Loss, Grief, and Bereavement (PDQ®)
KIDSAID (a website where kids can cope with grief and loss)

カテゴリー: きょうだい児

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