息子と共に生きることができなくなり悲しみのどん底

#2021
mother

 新型コロナウイルスの感染に慄くこの頃、息子が今ここにいたらさぞや毎日気を揉んで過ごしていただろう…と想像してしまいます。
 25歳の息子は、癌の長い闘病期間の末に、全身転移の状態になっても、最後まで気力を失わず、自分のやりたいことを貫き通して、いつもの息子のままで静かに旅立ちました。
 だからこそ、まだ今も息子がすぐそばにいて、「お母さん、何やってんの。しっかりしなよ。」と話しかけてくる声が、姿が、ありありとよみがえってきて、とても辛く苦しいです。
 今、この世界で母は息子と共に生きることができなくなり悲しみのどん底ですが、きっと息子自身は、好きだったミュージシャンのコンサートに行ったり、憧れの人と話し込んだりして天国で思いっきり楽しんでいると信じたいです。
 そして、もっともっと長く生きたかった、やりたいことがあった、という彼の思いを背負いつつ(余計なお世話だ、と息子は言いそうですが)、自分の寿命が尽きて息子と再会できる日までは、コロナに感染したりして命を縮めてしまうことのないように気を張って生活しなければいけない、と思っています。
 でも、生活のすべてが息子中心に動いていた日々から抜け出すのは難しい。やっと三回目の月命日を迎えて、思うことを書き始めたものの、涙があふれてしまって時間ばかりがかかり、何度も何度も書き直す羽目になりました。
 まだまだ息子がいないことに、動揺する日々は変わりません。

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