2020-04-28 18:17
#1942
風の子さん、新型コロナウイルスに自分の子供が感染したら、大変なことになっていただろう、と私も家族と話しています。
少しでも長く生きていてほしかったというのは、紛れもない強い思いですが、肺炎になって苦しんだり隔離されてしまうという状況を想像すると何とも言えないですよね。
私の25歳の息子は今年の初めに癌の悪化で旅立っていきました。ちょっと生意気なところがあって、それでも職場でとても可愛がられていたことは、弔問に来てくださった人の多さで分かりました。とても優しく聡明な最高の息子でした。
先日そんな息子のことを思いながら、ぼおっと歩いている途中で躓いて足を捻ってしまい、息子が使っていた松葉杖を数日借りるはめになりました。
骨転移のためしばらく車椅子での生活を余儀なく送っていた息子が、治験の効果で一時は歩けるところまで回復したときには、どんなに嬉しかったことか…..。 ずっと車椅子で過ごしていた息子が、松葉杖で立って私を得意げに見下ろす笑顔は忘れられません。
しかし、年が明けて急に病状が悪化し、家族全員に見守られる中息子はついに亡くなってしまいました。今でも家の中でスマホを片手にウロウロして、私に楽し気に話しかけて来る息子がいる気がしてなりません。でも現実には彼はいないのですよね。松葉杖を見ながら泣いている私を、家族はそっと見守ってくれていますが、本当につらく悲しいです。
親って無力です。息子を助けているつもりで、本当は私の方が息子に頼って過ごして来たことが、よくわかります。
今は、息子がいないstay home の味気ない日々を何とか送っています。
皆様、子供の分も少しでも元気で過ごせるよう、気を付けて過ごしてまいりましょう。